2013年7月 短期入所アンケート
2013年にWAM((独法)福祉医療機構)の助成金をいただき、「障がい者の社会参加と宿泊体験」事業=プチ旅行へ出かけよう!を実施しました。
その様子は「活動の記録」でご覧いただけます。
事業の広報を行うに当たり、同時に短期入所アンケートもお願いしたところ、たくさんのご意見をいただきました。
自由記述には、前回(2010年5月)と同じ内容がたくさんあり、状況が改善していないことが明らかになりました。
短期入所アンケート集計 2013_9月
このアンケートの結果は第2回福岡県肢連フォーラム「脱!家族介護をかんがえる」等で発表しました。
ショートステイと将来に関する調査
2010年5月 ショートステイの問題を明確にするために利用者と保護者からアンケート実施
(3ヵ所の生活介護事業所の利用者とその保護者)
集計の最後に、保護者からの記述をすべて記載しています。
重い障害を持つわが子に対する「思い」が切々と伝わってきました。
ショートステイの問題点
本人と保護者が感じている主な問題点は次のとおりです。
●数ヶ月前から予約を入れなければ空きがなくなる
●直前に利用を希望しても、利用できない
●医療ケアの必要な人は、さらに厳しい状況(椅子取りゲームと言われるほど)
●ショートステイの受け入れ先は入所施設であるため、利用する障害者からするとなじみがない施設であり職員である。障害者は一人ひとり症状や個性が異なるため、自分のことをよく知らない職員に対して不安を感じることがある。
私たちが望むショートステイのあり方
●いずれケアホームが充実すれば解決する問題
●それまでの移行期間と考える
●既に事業を行っている生活介護事業所で希望するところがあれば、居室整備費や、宿泊も可能とする人員配置のための予算をつけ、志(こころざし)のある事業者が実施できるような支援体制を福岡市はとる
●送迎が無くては利用できない。送迎を可能とする予算、又はガイドヘルプの利用を可能にする
アンケート結果を基に福岡市障がい者部と話し合い
平成22年9月17日、本庁12階にある障がい者部にアンケート結果を報告に行きました。
この日、15名の保護者(うち2名は事業者を兼ねる)が集まってくださいました。
いかに当事者たちの関心が高いかを実感しました。
福岡市はこのとき「今年中にショートステイの満床度などの実態調査を行う」と見解しました。
しかし平成22年12月中旬に確認したところ「今から発送する準備をしている」との回答でした。