ショートステイと将来に関する調査

ショートステイと将来に関する調査
ショートステイの問題を明確にするために利用者と保護者からアンケートをいただきました。
3ヵ所の生活介護事業所の利用者とその保護者の方を対象とした「ショートステイと将来に関する調査」を実施しました。(平成22年5月)
そしてそれを集計して回答に協力していただいた方々へ配布しました。

集計の最後に、保護者からの記述をすべて記載しています。
重い障害を持つわが子に対する「思い」が切々と伝わってきました。

ショートステイの問題点
本人と保護者が感じている主な問題点は次のとおりです。
●数ヶ月前から予約を入れなければ空きがなくなる
●直前に利用を希望しても、利用できない
●医療ケアの必要な人は、さらに厳しい状況(椅子取りゲームと言われるほど)
●ショートステイの受け入れ先は入所施設であるため、利用する障害者からするとなじみがない施設であり職員である。障害者は一人ひとり症状や個性が異なるため、自分のことをよく知らない職員に対して不安を感じることがある。

私たちが望むショートステイのあり方
●いずれケアホームが充実すれば解決する問題
●それまでの移行期間と考える
●既に事業を行っている生活介護事業所で希望するところがあれば、居室整備費や、宿泊も可能とする人員配置のための予算をつけ、志(こころざし)のある事業者が実施できるような支援体制を福岡市はとる
●送迎が無くては利用できない。送迎を可能とする予算、又はガイドヘルプの利用を可能にする

アンケート結果を基に福岡市障がい者部と話し合い
平成22年9月17日、本庁12階にある障がい者部にアンケート結果を報告に行きました。
●その時の資料
●その時の結果報告

この日、15名の保護者(うち2名は事業者を兼ねる)が集まってくださいました。
いかに当事者たちの関心が高いかを実感しました。

福岡市はこのとき「今年中にショートステイの満床度などの実態調査を行う」と見解しました。しかし平成22年12月中旬に確認したところ「今から発送する準備をしている」との回答でした。